AI時代に生き抜くための子ども向けIT教育

皆さんはじめまして!
デジキッズ マネージャーの鶴田と申します。

春日井市でIT関連の会社を経営しております。
数年で状況がガラリ変わるIT業界に携わりながら、ITに関わる者として日々思うこれからの人のあり方について、このコラムではお話したいと思っています。

来年から小中学校で始まる、プログラミング教育

この様な話は、皆さんお聞きになっていると思います。
私立の小学校では、既にプログラミング教育を導入しているというところもあります。

しかし、ITエンジニアとして思うことは、ただプログラミングのスキルを教えれば良いとは思っていません。
これまでは、何か新しい技術が出てきたときに素早くその知識をみにつけることは有効でしたが、今IT業界で起こっていることは、AI(人工知能)の進化です。

AI(人工知能)の進化で知識が不要となる

AIが進化すると、「知識」の価値はどんどん低くなっていきます。

例えば、英語が話せるとします。
英語が話せるということで就職に少し有利になったり、周りの人に凄いねと尊敬の目で見られたりしますよね?
でも、英語圏に行ったらどうでしょうか?
みんな英語が話せるのでそれにより優遇されることは有りません。むしろ日本語が話せる(日本語と英語が話せる)ということが優遇されたりするのです。

言い換えると、みんなが知らないことを知っているから有利になるのです。
高学歴の人が優遇されているのは、人の知らない知識を沢山持っているからです。

AIの進化は、その知識の差を埋めます。
例えば、目まぐるしく進化している翻訳AIですが、これが自動翻訳可能なレベルにまで達したら
英語が話せるという強みは一気に削られてしまいます。

「私英語が話せます」と言っても「AI使わずに英語話せるなんて凄いね」と驚かれるぐらいになってしまいます。

全国の駅名を知ってるとか、世界中の国旗を知ってるとか
そう言うものと同等になってしまいます。

これからの子どもたちには何が必要か?

そんな時代を迎えた時、人々には何が出来るのか?を日々考えています。
これからITが進化していくから、ITスキルを身に着けようと考えている人も多いと思いますがプログラマーやデザイナーもAIに職を奪われる職業の一つです。

プログラミングやデザインもAIができるようになってしまうのです。

では、私達には何ができるのでしょうか?

それは、AIにできないことをする事、今無い何かをイメージする発想力です。

AIは、膨大なデータを分析し答えを導き出すことが得意です。
でも、分析するためにはデータが必要なのです。
AIがやっていることは、人間がやっていることや人間が指示した事を分析して、それをどんどん高度にしているだけです。

なので、翻訳AIはできると思いますし、デザインやプログラミングをするAIもそのうちでてくると思います。
でも、アプリを作れるAIができたとしても、どんなアプリを作ったら良いのかを考えることはできません。

どんなアプリを作れば、使う人達が幸せになるか?
それを考える事が人の役割になります。その上でAIをうまく活用していく
これがこれから人に求められる力になります。

デジキッズの「考える力」を育てると言うのは、まさにこの力を鍛えていくトレーニングです。

この考え方を一人でも多くの人に伝えられたらいいなと思います。

 

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